ようめいどう日暦

美味しかったもの、買って良かったもの、行って楽しかった所などを紹介したり、日々のあれこれを綴って参ります♪

残念かな、太宰治も愛した跨線橋は12月に撤去工事が始まる予定です! ☆JR東日本「三鷹跨線人道橋」

こんにちは。
当ブログにお立ち寄りくださいまして有り難うございます。


日に日に朝晩寒くなってきました。
皆様、お風邪など召さぬようご自愛くださいませ。


さて、四ッ谷に用があって中央線に乗る機会ができたのですが、時間があったのでちょっと寄り道をしました。




それが一昨年に解体撤去されると話題になった、文豪の太宰治氏も愛したという「三鷹跨線人道橋」です。



もう無くなっちゃったのかなぁ〜……と、その後どうなったのか見てみたく再び足を伸ばしてみました!



目的の跨線人道橋はJR中央本線の三鷹車両センターを跨ぐ形で架かっているので、JR中央線の三鷹駅で下車します。




三鷹駅はホームの延伸工事も完成に近づいている様子でした。



駅を出ましたら立川方面に向かって歩きます。


車両センターに近づくにつれ線路もどんどん増えていきます。



タイミングが良ければ、これから出て行く電車や帰ってきた電車が間近で見られます。



鉄道模型を楽しまれる方にとっては、錆び付いた機器箱もストラクチャーの良い参考にできそうです。



三鷹駅から歩くこと5分くらいでしょうか、話題の跨線橋が見えてきます!




有り難いことにまだ撤去はされておりませんでした♪


通行人や、橋の真ん中では電車を見て楽しんでいる親子の姿が遠くからも確認できました。


今回は地図上の上連雀2丁目側から行きました。



階段前にはベンチがあり、その横にとんでもない角度で小さな案内板があります。



太宰治氏が階段を降りている写真付きですが、風雨に耐えてきた経年の劣化で全体的に色褪せてパリパリです。


しかも、裏返っちゃって逆さまで見にくいです!



この跨線橋が建設されたのは昭和4年とのこと。



明治・大正期のレールが再利用されて造られているそうで、ほぼ昭和初期の姿をとどめているようです。



階段もコンクリートが所々欠けていて長い年月の経過を感じさせます。



登りきった踊り場は開けていて風も吹いていたせいか足がすくんで少々恐怖を感じました!





橋を成しているレールは古くて結構錆びております。



一部に木がくくりつけられていますが、色がもう木の色ではなく灰色で、相当年月が経っている感じです!





色々調べてみて分かったのですが、ここにはかつて時計があったようです。



東京メトロ東西線の車両と、その向こうにはE231系が並んでいました。


快晴だったら富士山も拝めたのでしょうが、今回は雲に隠れておりました。



こちらは以前訪れた際の写真です。
快晴だとこんな感じに遠く富士山を拝めます。



パンタグラフもこんな感じ。
停車位置次第ではもっと近くで細かい造りまで見られます。



電車が通過する際に、運転手さんによっては警笛を鳴らしてくださる方もおられ、小さなお子様が喜んでる微笑ましい光景も見られました!




反対側を下りますとバス停があります。


停留所名が「跨線橋前」となっておりますが、撤去後の名前はどうなるんでしょうね。
名前だけは残していくのかな。



JR東日本から撤去のお知らせも貼られておりました。


太宰治ゆかりのものが一つ姿を消してしまうのは寂しいことですが、安全面を考えた上での苦渋の決断だったと思われます。



鉄道好きな方は勿論、そうでない方も結構楽しめると思います。


解体着工まで1ヶ月ほど。
是非一度渡っておいてはいかがですか。


最後までお付き合いくださいまして有り難うございました。