ふきんを使ってスズメを表現! 可愛らしさに惹かれて再び和菓子作り体験に参加してきました ♪ ☆自由学園明日館
おはようございます。
当ブログにお立ち寄りくださいまして有り難うございます。
去る13日にご紹介しました
『池袋「自由学園明日館」名建築で学ぶ和菓子歳時記12ヶ月 ー職人に教わる季節の上生菓子ー』
https://otonami.jp/experiences/myonichikan-wagashi/
ですが、10月は「雀」の上生菓子を作るということで、その写真の可愛らしさに惹かれて今月も参加してきました。
https://youmeidou.muragon.com/entry/4.html
前回の記事は↑こちらからどうぞ。
2回目ということで、今回は緊張することもなく気軽に楽しめました。
教室へは開始15分前から入れます。
15分前になり扉が開いて今回は一番乗り!
席は自由で早い者勝ちですが、前回と同じ席にしました。
こちらが今回作る2種類の和菓子のお手本です。
オレンジ色のは、秋の陽をうけて鮮やかに色づいた紅葉をかたどった『照葉』。
薄茶色のは、稲の実る頃に田んぼに群れ、穂先をついばむ度に追いやられる雀をモチーフとした『稲雀』。
先生の作とあって可愛いらしい雀が表現できています。
この雀に惹かれて参加したのですが、一体どうやって作るんでしょうか……
また、ちゃんと作れるのか心配になってきます。
でも、体験学習ですからどんな形になれ楽しまなくては ♪
更に今回は年間スケジュール表も頂けました。
いやぁ〜、どれも綺麗で美しいですね。
これなら毎回受講したくなるのも無理はありませんね。
餡の下ごしらえは先生が前以てしてくださっておりますから、今回も形作りのみ!
重要文化財の建物を使わせてもらっての体験学習なので、火は一切使うことが許されず予め用意された餡で形作る授業しかできないんだそうです。
しかし、今回は色のグラデーションがあるし、形も紅葉に雀とどちらも難しそう……
毎月2種類ずつ作っていますが、簡単なのと難しいのを組むようにしているんだそうです。
しかし、今月だけはどういう訳か2種類とも難しいのになっちゃったんだそうです。
時間になりお楽しみの講義スタートです。
先月は重陽の節句もあり、少々雑学的なお話もあって楽しくゆったりな講義でしたが、今回は内容が難しく時間も取れないようで、講義が始まるやすぐに作り方のレクチャー開始となりました。
先ずは『照葉』から。
オレンジ色の餡を軽く捏ねて平らにします。
黄色い餡も捏ねて楕円形にします。
それをオレンジ色の餡の一ヶ所に乗せて軽く押し潰して、オレンジ色の餡との境を軽く引っ張るように擦るだけで綺麗なグラデーションが出来上がりました!
裏返して一回り小さく伸ばした白い餡を重ねて、その上にこし餡を乗せたら回りからこし餡を包み込んでいきます。
三角形の特殊なヘラを用いて少しずつ形作っていきます。
ヘラを入れる位置や進めていく向きなど結構難しいんですよ。
親指と人差し指を上手に使って葉っぱらしく先を尖らせていきます。
最後に葉脈を書き加えたら、なんとか形になりました!
2色だけでなく葉先により濃いオレンジを持ってくるともっと綺麗に仕上がるんでしょうね。
続いて『稲雀』です。
こちらはふきんを使って仕上げていきます。
ふきんを使った和菓子は結構あるそうで、今回の「稲雀」はそんなふきんを使う一つです。
薄茶色の餡を軽く捏ねて平らにします。
そこに白い餡を楕円形にして薄茶色の餡の一ヶ所に置いて、押し潰して薄茶色の餡と一体にします。
照葉同様に白い餡と薄茶色の餡との境にグラデーションを作ります。
白い部分が仕上がった際の雀のお腹に当たります。
再び丸く綺麗に整えたら準備完了です。
ふきんを左手に広げたら、用意した餡の玉を乗せて隙間なく包み込みます。
ここからは自分の作業を撮る余裕が無かったので先生の作業風景をどうぞ!
右手を手前にひねって台の上に置いたら、左手の親指と人差し指でクチバシの部分を作り、同時に右手は引っ張ってクルリっと手首を上げて終わりです!
ふきんを広げると可愛らしい雀が現れました!
黒ゴマで目を、白ゴマで稲穂を表現して完成です。
再び自分の作業です。
あとはふきんを広げると雀がいるはずなんですけどねぇ〜。
私も最後に形を崩さないように黒ゴマで目を、お腹の前辺りに白ゴマで稲を表現して完成です!
まあ、なんとなく鳥らしくなっていたので満足です♪
こちらは2個目。
同じようにトライするも……、ありゃ!
こちらは雀というよりはフグになってしまいました!(汗)
先生のアドバイスによりますと、引っ張りが足らなかったからだとか。
ちょっと見栄えが悪いので、これを試食用にしました!(笑)
本当に今回は難しく、アッという間の2時間でした。
今回も4個を作りまして、自分の食べたい1個をお皿に乗せると、先生がお盆を用意してくださいました。
残りは予め用意されたケースに入れて持ち帰りです。
先生が点ててくださったお抹茶と一緒に頂きました。
和菓子がおいしく仕上がることから、今回も餡には大和芋を使っているそうです。
大和芋は一年を通して出荷されているそうで、また香りがないのでお茶の邪魔をせず、和菓子の材料としてはベストなのだとか。
私は素人なので分かりませんが、皆さんおいしいおいしいと感激されて召し上がっておられました。
今回も受講生が食べている間にお土産用に先生が一人に一個ずつ作ってくださいました。
私は雀を頂きました。
先生の作はやはり素晴らしいです!
受講生が食べている間にパッパと人数分のお土産を作り上げてしまうんだから職人さんて本当に素晴らしいですね。
因みに、和菓子職人さんは1時間で30〜40個作られるんだとか。
今回も貴重で楽しい経験をさせて頂きました。
参加費は7,000円です。
持ち物は一切なく気軽に参加できます。
先生が巡回して一人一人にアドバイスしながら優しく丁寧に指導してくださいますので楽しく和菓子作りの体験ができますよ♪
是非一度お試しになってみてください!
最後までお付き合い頂きまして有り難うございました。