ようめいどう日暦

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瀟洒な赤レンガの駅舎を支えた柱の内の1本! JR新橋駅の北改札前に保存されている烏森停車場時代の貴重な柱


こんにちは。
当ブログにお立ち寄りくださいまして有り難うございます。


JR新橋駅をご利用の方は、そのお洒落なデザインでお気付きの方も多いと思います。



北改札を出たすぐの場所に立っているこちらの黒い柱!


これ、かつての「烏森停車場」を支えた柱の内の1本なんです。


「鉄道開業150年」の年であった2022年の10月14日にそれを記念して、こちらに移設されたそうです。



その「烏森停車場」というのがこちら。


私のコレクションの絵葉書からご紹介です。


東京駅のような赤レンガ造りの豪華な駅舎でした。



残念ながら関東大震災で被災して、ご覧のように屋根が焼け落ちた形となりました。




こちらは昨年末に新宿の工事中のビルに貼られていた写真です。


壁面と骨組みが残ったことが幸いして、建物は修復されて昭和40年代まで使われておりましたが、東海道新幹線の建設に伴い惜しくも解体されてしまいました。


駅舎が解体された後についてはそばに設置されている説明板によりますと、しばらくはホーム階段を支え続けていたそうですが、平成14年に行われた3、4番線ホームエスカレーター新設に伴う階段解体工事で93年間の役目を終えたそうです。



今はご覧のような形で立派に保存されておりますが、以前はトイレの前に立っていたんですよ。




“よりにもよって何故トイレの前に?” と思いつつ、少々抵抗を感じながらも撮っておきました。



ちょっと見辛いですが、柱の下の方には


明治四十一年一月 株式会社 東京堅鉄製作所製造


とあっていかに古いかがわかります。


関東大震災、東京大空襲の惨状を見てきたんですね。



実は先日撮りに行った時は、かつての設置場所であったトイレを目印に探しておりましたので、探しだせなかったんです。


処分されちゃったのかな?と一瞬残念に思ったものの駅員さんに尋ねてみれば「改札外に移設された柱があるので、それのことを仰っているんじゃないですかね?」と。


教えてもらった場所に行ってみて残されていたのを見た時は嬉しかったですね。


駅舎も、もし修復された状態ででも現在まで使われ続けていたならば、JR東日本さんのことですから当時の華々しい姿に復元されたことでしょうね。


現在の東京駅駅舎のように!



柱一本だけなのが残念ですけど、いや、柱一本だけでもこうしてモニュメントとして残されたのは有り難いことなのかな。


この先、新橋駅の新しい待ち合わせ場所になっていくかもしれませんね。



新橋駅構内の案内図を用いていえば、矢印で示した場所、「北改札」と書かれた場所にありますので通りかかった際は是非ご覧になってください!


最後までお付き合いくださいまして有り難うございました。