ようめいどう日暦

美味しかったもの、買って良かったもの、行って楽しかった所などを紹介したり、日々のあれこれを綴って参ります♪

思うように作れず悪戦苦闘! 和菓子作り体験に参加してきました。 ☆自由学園明日館

こんにちは。
当ブログにお立ち寄りくださいまして有り難うございます。


東京は池袋に「自由学園明日館」があります。



建築家フランク・ロイド・ライトの作品として国の重要文化財にも指定されていて人気の見学スポットになっています。


そんな重要文化財の建物で和菓子作り体験ができると知って先月行ってきました!




池袋「自由学園明日館」名建築で学ぶ和菓子歳時記12ヶ月 ー 職人に教わる季節の上生菓子 ー


https://otonami.jp/experiences/myonichikan-wagashi/



この講座、楽しく和菓子作りの体験ができて、受講中も写真撮影が自由にできるんです。


自分が作る過程や講師のお手本を自由に撮れるってうれしいですよね。


しかも、持ち物は無し、服装も自由で、建物も靴のままで良いので本当に気楽に体験ができるんですよ。



教室に入るとテーブルには一人一人に準備がされていて、席は自由で早い者勝ちです!


今回の参加者は9名で男性は私1人だけ。
お一人で参加されている方もおれば、高校生と思われる女性も1人いらっしゃいました。


講師は和菓子店「百舟」の店主で約20年のキャリアの持ち主。
とても笑顔で感じが良く、話しやすくて受講生の質問には何でも答えてくださいました。



今回作ったのはこの2種類。


勿論、これは講師の作った見本ですから綺麗にできています。


ピンクのは『着せ綿』、緑のは『秋草』というそうです。




その横には年間スケジュール表があり、一年かけてこれだけ作る予定のようです。


さて、時間になりまして最初は今回作る和菓子について軽く説明から。


9月は「重陽の節句」があり、今回作る『着せ綿』は菊の和菓子で、菊と重陽の節句にまつわるお話は大変勉強になりました。


「着せ綿」とは、平安時代に重陽の日に行われていた風習で、菊の花に綿を乗せておき翌朝に朝露を含んだその綿で身体を清めれば菊の薬効により無病で過ごすことができるというものだそうです。


軽く知識を補てんしてくださった後はいよいよ和菓子作りがスタートします。



既に餡の下ごしらえはしてくださっており、実際に行うのは形作りだけです!


しかし、これがなかなか難しいんです!



手のひらにはベタベタくっつくし、ひび割れはしてくるしで思い通りには進みません。


特別なヘラを使って上から下に、今度はそのまま下から上にと繰り返して花びら模様の線を入れていくのですが、これも思ったようにできないんです。




写真は一緒に参加した同僚です。
女性らしい繊細で丁寧な作業で、ショーケースに並べても大丈夫なくらいの見事な仕上がりです!



私の仕上がりはこの有り様!


菊の花というよりは百合根に近いか……。
これはちょっと……、ショーケースには並べられませんね!(汗)





てっぺんにオシベにあたるものを付けて、着せ綿を乗せたら完成です!


見る位置によっては多少はまともに見えますかね?



続いて『秋草』です。



こちらは簡単そうに思いましたが、ふるいに押し付けて細かくする作業も、押し付ける際に餡が逃げちゃってなかなかうまくいかないんです!




太いのと細いのを作ります。



紫色のも同じように作ります。


写真では見辛いですが、紫色は濃淡2種類あるんですよ。


見栄えよくくっつけているつもりですが、手加減が難しく先に付けた所がつぶれてしまう有り様。



何とか形になりました!



1時間40分ほどかけて2種類4個を作り上げたのですが、残りの時間はその中から1個を選んで実食します。





講師がお抹茶を立ててくれて、お茶を頂きながらおいしい一時を過ごしました。


最後に一人一人に講師がわざわざお土産用にと1個作ってくれて持たせてくださいました。


私が頂いたのは『秋草』の方で、これなら区別はつくまいと家族に見せれば、すぐに見破られました!
やはり素人の作品はすぐに分かるようです!


この和菓子作り体験の参加費用は一人7,000円です。


ちょっと高いと思いますが、丁寧に指導してくれて、話も面白く勉強にもなり、楽しい時間が過ごせたのでとても満足です。



今月は『稲雀』と『照葉』を作るそうです。


最後までお付き合い頂きまして有り難うございました。